創業20周年に思う

マキネスティコーヒーは今年で創業20周年を迎えます。2000年11月に会社を設立したのが、まるでついこの間の出来事のようで、全力疾走していたらいつの間にか20年経ってしまったんですね。私も何度シアトルと東京を行ったり来たりしたことか。オーナーの辻はおかげでユナイテッド航空のミリオンマイラーを取得してしまいました。東京でも美味しいエスプレッソが飲みたいという単純な動機とラマゾッコUSAの当時の社長、ケントさんとたまたま知り合ってしまったと言うタイミングが重なり、コーヒーが繋いだ縁がマキネスティ誕生のきっかけです。20年前の日本ではラテ、マキアートという言葉も一般的に聞くことはありませんでした。東麻布のショールーム兼オフィスをオープンする準備をしていたら、新しい肉屋がオープンするのねと言われたことも今では懐かしい思い出です。お客さんは業務用の大きなグラインダーを肉のミンチに使うものと思ったのだそうです。エスプレッソの出し方もよくわかっていない、焙煎すらわかっていない赤子のような私たちを、ケントをはじめとして、ラマゾッコUSAのジョンブラックウェル、パット、シアトルでブームを起こしていた当時のカフェのオーナーたち、デイビットショマー、ジョンサンダーズ、ディードリックのスティーブン、SFのブート、本当に沢山のコーヒーGeek達から技術を学び、パッションを共有できたことが、今のマキネスティコーヒーの大きな原動力となりました。創立20周年を迎え、山あり谷ありの20年ではありましたが、初心を忘れず、一杯のコーヒーに癒されながら、さらなるコーヒーパッションを追い続けていきたいと思っております。